天才にふれる
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2016.3.19(sat)〜5.29(sun) 宮城県美術館

ずーっと昔、上野の美術館(博物館?)に「モナ・リザ」がやってきて日本中大フィーバーになった時や、美術部時代もそうだったし、最近では映画“ダ・ヴィンチ コード”とか“万能鑑定士Q モナ・リザの瞳”とかw
いずれも直接的な接点ではないが…(^^;
で、今回初めてレオナルド・ダ・ヴィンチの真作に触れた。
今展では「アンギアーリの戦い《タヴォラ・ドーリア》」という彼の未完成壁画を中心にミステリー的な展示とダ・ヴィンチその人の功績・実績を紹介するもの。
「モナ・リザ」とか「最後の晩餐」がとかく有名だけど、1452年生まれのダ・ヴィンチがあの当時にとんでもない業績を残していたことに驚愕する。
1452年といえば日本では室町時代、応仁の乱の直前、一休さんの時代だ。
そんな時代に芸術活動は元より、人体解剖学・土木工学・建築学・都市工学・航空学・天文学・数学・軍事に抜きん出たまさに「万能の天才」なのだ。
人物や建築物や動物…とりわけ馬のデッサンには目を見張るものがある。
説明にはチョークとあったが、鉛筆的な筆致の詳細な線で描かれたデッサンにはほとほと感心する。
あれだけ写実的にモノを見ることができ且つ表現できていたってことを考えるとホント“天才”としか言いようがない。
《タヴォラ・ドーリア》と共にこの壁画に関連した彫刻の天才“ミケランジェロ”関連の作品も展示されていて必見である。
いずれも日本初公開だけに興味のある方は絶対見といた方がいい…と思うよw