虎哉和尚
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武田信玄に仕えた快川和尚…“心頭滅却すれば火もまた涼し”と言いながら信長に焼かれてしまった…に師事し、後に政宗の父“輝宗”に呼ばれ“資福寺”に入り、政宗(梵天丸)6歳の頃より40年間に渡っての学問と人生の師となったお坊さんだ。
大河ドラマ「独眼竜政宗」では名優“大滝秀治”が演じ、大滝秀治って名前が出てこない時は思わず、
「ほれほれ!虎哉和尚だでば!」
ってくらい定着してしまってるハマリ役だ(笑)
ドラマのシーンで今でも思い出すのが、梵天丸と時宗丸(伊達成実)が一緒に学んでる時、突と和尚が二人に向かって桔梗の花を差しだし「花の色は何色か?」と尋ねる。
梵天丸「紫色にございます」
和尚、今度は目を閉じよ…と。
不意に花を引きちぎり、目をつぶらせたまま再び問う。
和尚 「この花の色はどうじゃ?」
梵天丸「紫色にございます」
和尚、突然声を荒らげ怒りだす。
「見もせずになぜ紫じゃと言うた?!この怠け者め!」
物静かな口調から一変した和尚の様子にびっくりするも再び目をつむって反論する梵天丸。
「紫色にございます!心の目で見れば今も紫色!」
それを聞いた和尚の顔が和らいで、
「どうやら若にも“心”があるようじゃの・・・その心を大切になされよ…」
個人的にこのシーンは名場面中の名場面で、そのセリフと演技は忘れることができないくらい印象深い場面なんだす(笑)
1987年の事なのにしっかり覚えてる…(^-^)v
ヘソ曲がりな師匠にしてヘソ曲がりな弟子
このヘソ曲がりの極意があったからこそ、秀吉・家康にも対抗できたんだろうね♪
虎哉和尚・・・
なんで今日のブログの主人公なのか?…って言うと、特に意味はないんだす(爆)
GoogleMapを見ていたら「資福寺」が目に入ったもんで、ちょびっと語ってみたくなっただけ…(笑)