シン・ゴジラ
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観た感想を率直に述べると、
「怪獣映画はやはり日本の文化である」と。
今回のゴジラはきぐるみじゃないCGのゴジラだけど、ハリウッドのような不自然さが無い。
建物とのスケール感や崩壊した時の自然さ。
合成した時の背景との一体感。
昔からの特撮で培われた"対怪獣(巨大生物)"の動きなど。
しかもCGゴジラの動きは狂言師"野村萬斎"がモーションキャプチャーを担当したというから、まさに日本の伝統芸能というべき"お家芸"ですな。
確かにハリウッド版 「GODZILLA(2014)」も圧倒的なスケール感の表現や外国人があそこまで日本人を感動させられる映画を撮ったことに素直に感動したけど、今回改めて"日本のゴジラ"を観てみると、いくらハリウッドがVFXに優れていると言っても、そこはなかなか真似できるものでもないと確信した。"餅は餅屋"ってことだ。
それと…。
東日本大震災…3.11の記憶や記録は、相当意識して作られているな…って。
都市で起こる災害の描写や逃げ惑う人々の様子、避難の仕方やそれに伴う渋滞・都市機能のマヒ、放射能汚染によるafterゴジラの世の中はどうあるべきなど、どれもオレらが経験し目の当たりにした情景だ。
ゆえにリアル感がハンパない。気が付くと緊張して全身に力が入ってたりする。
やはり脚本や映像は日本人監督の成せる技ということだ。
今回はIMAX版で観たのだが、これがスゴい!
スクリーンは超×5デカイし、音がマジで振動して伝わってくる!
顔の皮が本当にビリビリ震えるんだよね。
とにかく臨場感がとてつもない!
音のデカさの迫力だけじゃなく、囁くような人の会話もはっきり聴こえる。
通常料金+500円だけど、これは絶対IMAXで観るべき。
オラはほぼど真ん中で観たけど、ゴジラのデカさを出来るだけ体感したいのであれば真ん中よりスクリーン寄りで見た方が迫力あると思う。
ゴジラがそこにいる!(笑)
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