大橋堂の万年筆
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残念ながら2010年にお亡くなりになってしまったが、創業者で先代の“現代の名工”植原英一さんが大正年間に仙台に工房を開いた手作り万年筆だ。
今はお孫さんや数名の職人さんたちが後を継いで全国を飛び回っている。
随分前だが、道具にこだわる自分のアンテナにこの大橋堂の万年筆のことが引っかかった。
手作りの万年筆…。
それだけで、自分の中の筆記用具としての金額が “ありえない価格”であることが想像ついた。
でも欲しい。
・・・いつかは大橋堂w
そんなことを思いつつ、大橋堂の万年筆を持ってもいい年代に入ってきたこともあって、ついに意を決してオーダーした。
当然市販品と違い、書き易さ、筆致の太さ、持ち易さ、ペン軸や首軸の太さ、全体の重さ、バランス etc…、自分の好みに合わせてオーダーしてくれる。
自分の好みは・・・ペンを持つとリキんでしまうので細いより太い方が持ちやすく疲れない。
書き味がなめらかな滑り具合より多少カリカリ感あった方が字がまとまる。
ペン先があまり柔らかくなくたわみの少ないもの。
など、お店(工房)で数本試し書きしながら決めた。
万年筆はこれまでLAMYとかリーズナブルなものは使ったことがあったが、本格的なものはもちろんこれが初めて。
メーカーだとかウンチクだとかインクだとか書き味の違いだとか全くわからないことばかりだけど、工房の職人さんがいろいろ説明してくれた。
メンテナンスもこの職人さんたちがいてくれればこの先も安心。
一生モンの道具として長く使えるものだと確信した。
さて、芥川賞目指して何か書物でもしてみようか…(笑)


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