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main「バケモノの子」
「時をかける少女」「サマーウォーズ」「おおかみこどもの雨と雪」に続く細田守監督の最新作…といっても去年の夏に劇場公開になったアニメ。

人間以外(…といっても擬人化してるけど)のキャラ設定は前作「〜雨と雪」に続いてるのでなんとなく新鮮な感じがしない。
しかも世界観がなんとなく「千と千尋…」にも似ている。
なので、細田作品といえど公開前プロモーションしてる時から個人的にはノリが良くなかったのだす。


とは言え、役所広司と宮崎あおいのアテレコは本職の声優じゃないと言ってもそこは実力派の俳優が当てた声なのでなかなか活きたキャラになってたと思う。

背景の設定もいい。
渋谷の街を随分しっかりロケしたようで、リアル感ハンパなく描けてたと思う。
スクランブル交差点を行き交う人ひとりひとりや闘技場の細かい観客を丁寧にアニメーションしたりするのはスタジオ地図の真骨頂。
CGかもしれないけど、背景の奥行き感や時間の流れが表現されていて、作品の丁寧さに感心せざるを得ませんな。

今やオラ的にはジブリより細田作品の方が好き。
今年の日本アカデミー賞にて「バケモノの子」が最優秀アニメーション作品賞になったけど、将来は細田作品がアメリカのアカデミー賞で作品賞を取って欲しいなって思う♪