防潮堤
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ホントは「蔵」にラーメン食べに行ったんだけど定休日だったのね(笑^^;)
思わずお店の前スルーして七ヶ浜町へ。

震災以降、しばらく手付かずのままだったこの海岸も防潮堤の工事が進み、在りし日の面影を思い出すのさえ難しい。
今、宮城県の海岸全域で防潮堤の建設が進められている。
コンクリート製のもの。
瓦礫を土台に盛土した“土塁”を設け、植林を施すもの。
漁村だった町や村も海岸と住宅地を隔てるように…海の様子が全く判らないような壁を築くところもあるようだ。
なんかさ、物理的鎖国をしてるような感じだ。
進撃の巨人の城壁のようでもある。
答えは出ないけど、ホントにそれでいいのか?…って。
岩手の田老町だって10mの防潮堤で守られていたのにあの被害。
なんぼのもの築いたってダメなもんはダメなんでないの…。
それよりも安全に避難できるルートの確保や高台・避難場所の整備をした方がいいと思う。
一時避難のためのシェルターとかノアの箱舟みたいなもんとか(^^;)
被害を防げない“かもしれない”防潮堤に何十億何百億って掛けるより“絶対命が助かる方法”を優先で考えた方が現実的だと思う。
浜でこの風景を見ていると、かつての景観が失われていく悲しさと同時に虚しさがこみ上げてきた。
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