被災地ツアー〜下見編
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「もう一度見てみよう3.11」定点観測被災地ツアー
来月行われる本番の前のデモツアーと称して事前の下見に同行してきました。
仙台市宮城野区から名取市閖上に至る津波の被害を受けた海岸線…蒲生・荒浜・閖上の地区。
いずれの地区も2年半近く経った今でも住民たちの帰還は成ってません。
2〜3ヶ月のサイクルで同じ現場を訪れたりしてるけど、微妙にどっかが変わっていくだけで、大局ではなんも(復興が)進んでないと感じます。
「夏草や兵どもが夢の跡」
かつて家屋のあった場所にはコンクリートの基礎が残るだけ。
そこで一生懸命生きてた人達の姿はそこにはありません。
あるのは熱い日差しに照りつけられぐんぐん背丈を伸ばしてる夏草だけ。
荒浜では↑のように大きな防潮堤の工事が進められてます。
コンクリートの“塀”のような防潮堤ではなく、震災瓦礫を核にその上に盛土をして植林をする。
そんな計画の下地が出来上がったようなグリーンの防潮堤。
こんな感じの“山” が宮城県の海岸にズラーッと出来上がる予定。
その景観はいかに…って感じだ。
閖上では「閖上の記憶」というプレハブの復興支援・震災アーカイブの拠点が出来上がり、語り部の方から震災の体験談・地元が抱えてる問題を聞かせて頂きました。
実体験で震災を経験した人の語りはさすがに重い。
「う〜ん…」の一言に尽きます。
今回のデモツアーでは本番さながらのシミュレーションで説明や行動をしてみました。
現役の大学生とはいえ、被災地のことをよく調べ伝え、震災の風化を防いでいこうとする姿勢に共感を覚えます。
来月の本番でも「有意義なツアーだった!」と言ってもらえるよう頑張って欲しいもんですなd(^_^o)
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