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仕事の忙しさ…っていっても、(納期が)集中してくることはいつものことなのだが、それにも増してここんところは “ゲリラ”が多過ぎ。
そろそろひとりで捌くのも限界に近い。

オフクロもここに来て調子が悪く、ほとんど寝たきり。
本来ならホスピスでの終末医療で対応すべきところ、在宅のまま医者・看護士・ヘルパーさんの手を借りながらも介護を続けている状態なのだが、四六時中ヘルパーさんが付いてるわけでもなく、それなりに家族の負担は増えている。

こうなってくると人間それなりにストレスってもんが溜まってくるわけで、ちょっとしたことでもイラッ!っとしてみたり、トゲのあるしゃべりになってしまったり・・・
微妙なことでも誇大に感じ取ってしまうわ、人の “粗(あら)”ばっかり目が付くわ…で、そんな自分にも愛想が尽きると共に、不愉快な行動した後に自責の念に苛まれている。
俗に言う「天使と悪魔」が同時に囁いてるような感覚だ。

「介護のお陰で仕事から普段の生活まで振り回されるのは嫌だ!こんなに苦しむんだったら早く楽になってくれ」
「馬鹿なコトいうんじゃねぇよ!父母の恩に報いるのは今からじゃん!笑顔で頑張れ!」
・・・って。

なにやってんだ…オレ・・・

変な話し…。
介護に疲れて心中を図る老夫婦。
将来に希望を持てなくなって子供を殺してしまう親。
途方にくれ、行き詰まって自殺するサラリーマン。

今ならこういう切羽詰まった「負」の感情もなんとなく理解できる。
なにもかもブン投げてすべてから脱却したくなるもの。
とにかく全部がうっとうしい。
全ての思考と行動を封印して、泥の中深く沈んでいたい。

反面、そこから一歩踏み出した「正」の考え方もできている。
ある意味不思議なことだけど、なんというか…本来人間が持ちうる道徳的感情、要するに反社会的な行動や自らの命を絶つという天道に悖る行為だけはしたくない…してはいけない!って感情が一線でガードしているようだ。

意外と人間ってのは脆い…ってことを露呈してしまった感であるが、それ故にケアマネージャーや看護士からは毎日励まされてる。
仕事柄とはいえ毎日笑っていられる彼女達が素晴らしく思う。


とにもかくにも、こんなことを思いながら介護されてるオフクロ。
気分良くないだろうな…。

申し訳ない。


どんなに四面楚歌であっても上を見上げれば、天だけは開いてる